投資初心者のためのおすすめ投資ベスト5

始めるために

こんにちは、元外資系ファンドマネジャーのやすたろです。

今回は投資初心者のためのおすすめ投資ベスト5を紹介していこうと思います。

 

大前提として借金はするな

最初に断っておきますが、絶対に借金をして投資をしないでください!

また、借金があるならそちらの返済を先行させてください

現実的な投資のリターンより、借金の金利のほうが高いです。そして、借金で首が回らなくなってくると冷静な判断ができなくなって詐欺にあったり投機に走ったりして失敗しますよ。

「低金利の借金がある場合は?」

低金利の基準が人によって違います。

私の意見としましては、1%程度の借金であれば、余剰資金を投資に回してもいいと思いますが、2%以上となってくると借金の返済を優先したほうがいいのではないかと考えます。

もし、借金がある場合は、自分の支払っている金利がいくらなのか把握しましょう。そして、金利が高い借金から返済していきましょう。

 

投資初心者のためのおすすめ投資ベスト5

それでは、おすすめ商品を紹介していこうと思います。

 

1位は自己投資

まずは、自己投資ですね。金融商品の投資ではありません。

金融商品の投資リターンか年率数%ですが、自己投資は無限大です。

すでに巨額の資産があるとかではない場合は、自己投資によってスキルや知識を身につけて年収を上げていきましょう。

それがなによりも大切な投資です。

ただし、高額の商材を購入したり、見聞を広げる投資といいつつ贅沢品を購入したりすることは投資ではなく、浪費ですので気をつけましょう

 

2位はネット銀行の定期預金

リスクがある金融商品は万人にすすめることはできませんが、ネット銀行の定期預金は広く利用すべきだと思います。

 

「ゼロ金利でどこに預けても同じ」

そう考えて地元の銀行に預金を集中している人はだいぶ損してますよ。

例えば、金利が0.3%の定期預金で1000万預けた場合、毎年なにもしなくて3万円が利息でもらえるのです。一方、ふつうの銀行は、、、言わなくても分かりますね?

 

「ネット銀行はつぶれたらと思うと信用できない」

今の時代、メガバンクはともかく地銀より大手ネット銀行のほうが財務的には安心です。

そして、なにより日本にはペイオフ解禁されたものの1000万までの預金は国が保証してくれます。

言うなれば、1000万以下の預金であればどこに預けても信用面では同じということです。

マイナス金利でプロの投資家たちは現金を持とうとすると逆にお金を支払う必要があります。一方、個人の場合は国が保証してくれる安全な預金を“高金利”で運用することができるのです。

 

3位は株式インデックスファンド

ここでやっと投資っぽい商品の登場です。

このブログでもおすすめしている株式インデックスファンドです。

ファンドとは投資信託のことと思ってください。

ぶっちゃけ、購入するリスク資産はこれだけでいいです。

 

「なぜ株式なのか?」

リスクとリターンのバランスが一番いいからです。

「なぜファンドなのか?」

個人でポートフォリオをちゃんと組もうと思ったら、手間と金額がだいぶかかります。

「なぜインデックスファンドなのか?」

今のアクティブファンドは高い信託報酬をカバーできるほどインデックスに勝てません。

「ETFじゃだめなのか?」

ETFを知らない人向けに解説しますが、ETFとは上場投資信託のことです。
ふつうのファンド(投資信託)は、1日に1回基準価額というものが発表され、その価格で買うことになりますが、ETFの場合は株式と同じように取引所で売買が行われ時価が刻々と変化します。

で、ETFじゃだめなのか?という質問に対する回答はETFでもいいです

ほとんど変わりません。

しかし、若干ふつうの投資信託に比べて複雑だったり手間がかかったりするので、今回は初心者向けということもあり、ふつうの投資信託をおすすめします。

株式インデックスファンドといってもいろいろな会社から商品がでていますので、別途商品の選び方についても解説していきたいと思います。

 

4位は個人向け国債

はい、また安全資産です。

「国の借金が多くて、財政が心配?」

大丈夫です。
国が破綻するときは先に他の銀行や個人の資産は無くなっています!
それはそれで大丈夫ではないですが、銀行の預金以上には安全ということです。

さらに、国債のなかでも「変動10年」は変動金利なためインフレに対応でき、また最低金利も0.05%と保証されています。

経済評論家の山崎元さんも安全資産として個人向け国債の変動10年をおすすめしていたりします。

この個人向け国債とネット銀行への預金の使い分けかたですが、まずはネット銀行の定期預金が優先でいいと思います。
金利も高いですし

そして、1000万の預金が貯まれば、別のネット銀行の口座を作ってください。

預金は一行1000万円までしか保証されないので、一行に1000万円を超える大金を集中して預金していてはダメですよ!

そして、資産が増えるごとにネット銀行を作っているとあるとき感じると思います。

「金利が高いネット銀行は数に限りがあるし、なにより銀行口座を複数持って満期を管理するのってめんどくさい!」

そうなれば、個人向け国債を購入してください。

個人向け国債であれば上限1000万を気にすることなく購入することができます。

まー、ほとんどの人はネット銀行の口座を1つか2つ持てば十分ではないでしょうか?

 

5位はリートインデックスファンド

株式インデックスファンド以外のリスク資産も保有したいと思っている人には、リートインデックスファンドを組み入れればいいのではないでしょうか?

ですが、個人的には株式インデックスファンドだけでよくね?と思っていたりします。

理由は、

  • リターン対比のコストが株式より割高
  • 株式との相関が高くて分散効果はあまり高くない
  • 個人のポートフォリオが複雑になる
 
リターン対比のコストが割高

株式インデックスファンドをおすすめするときにリスクとリターンのバランスが一番いいといいました。なぜなら期待リターンに対し、コストの割合が低いからです。

一般的に株式インデックスファンドとリートインデックスファンドを比較すると、純粋な期待リターンは株式インデックスファンドのほうが高いです。

しかし、費用の面をみると株式インデックスファンドよりリートインデックスファンドのほうが信託報酬は高いことが多いです。

リートインデックスファンドもリスクとリターンのバランスは悪くはないのですが、株式インデックスファンドのほうが効率はいいです。

 
株式との相関が高くて分散効果があまり高くない

「株式インデックスファンドにリートインデックスファンドを足して個人のポートフォリオを組むことで分散効果が高まる」

はい、正しいです。

ですが、株式インデックスファンドとリートインデックスファンドの相関は高いため、分散効果はあまり高くないですよ。特に市場の暴落局面ではかなり高くなり、分散していても大きく負けるときは負けます。

結局、リートインデックスファンドを組み入れることによるコスト増加分のマイナスと分散効果のプラスはトントンなんじゃないかと思います。

 
個人のポートフォリオが複雑になる

投資をする上で、自分が今何を持っていて、どれくらいリスクを取っているかを把握しておくことは大切です。じゃないと意図せず大きく負けるということもあり得るからです。

この、自分のポートフォリオの現場を把握することは、資産クラスが増えれば増えるほど複雑になります

ふつうの個人投資家は資産運用にそれほど時間をかけたくないと思っているはずです。

であれば、ポートフォリオをシンプルにしていたほうが資産の管理にかける時間が少なくてすむことは大きなメリットではないでしょうか?

 

今回のテーマのまとめ

・大前提として、借金はするな!

・まずは、自己投資をして自分の価値を高めろ

・ネット銀行の定期預金と株式インデックスファンドにバランスよく投資しろ

・あとは好み

 

最後までみていただき、ありがとうございました。
ご意見などありましたら、連絡いただければと思います。

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